令和8年分(2026年1月〜12月の所得)の確定申告は、2027年2月16日(火)から3月15日(月)までです。消費税の申告が必要な人(インボイス登録をした人など)は3月31日(水)までです。
この記事では、個人事業主・フリーランスが「いつまでに・何をすればいいか」を、11月から逆算したスケジュールにまとめました。期限や控除の条件は国税庁のタックスアンサーで確認しています。
令和8年分の主な期限
- 所得税の確定申告:2027年2月16日(火)〜3月15日(月)
- 個人事業者の消費税の申告・納付:2027年3月31日(水)
- 所得税の納付(振替納税以外):3月15日(月)
- 還付申告:2027年1月1日から提出できる(5年以内)
- 2027年から青色申告にしたい人の承認申請:2027年3月15日まで
※所得税の申告期間は原則「2月16日〜3月15日」で、期限が土日祝の場合は翌平日です。2027年はいずれも平日にあたります。最新の日程は国税庁の発表で確認してください。
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11月〜3月の逆算スケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 11月 | 会計ソフトを決める(MFの料金改定は12月1日)。1〜10月分の記帳をまとめて入力 |
| 12月 | 年内に払う経費・在庫の確認、小規模企業共済やiDeCoの掛金確認、11月分までの記帳 |
| 1月 | 12月分の記帳。取引先からの支払調書・源泉徴収の確認。控除証明書(国民年金・保険料など)を集める |
| 2月 | 決算整理(減価償却・家事按分・棚卸し)、青色申告決算書の作成、e-Taxの準備(マイナンバーカード) |
| 2月16日〜3月15日 | 確定申告書を提出(e-Taxなら65万円控除の条件の一つを満たせる) |
| 3月31日まで | 消費税の申告・納付(課税事業者・インボイス登録者) |
今のうちにやっておきたい3つの準備
1. 会計ソフトに切り替える・記帳を進める
1年分の記帳を2月にまとめてやるのは大変です。銀行口座やクレジットカードを会計ソフトに連携しておけば、明細の取り込みと仕訳が自動化されます。マネーフォワード クラウド確定申告は2026年12月1日に料金改定があり、パーソナルプランは年払いで15,360円→22,560円(税抜)に上がります(料金改定まとめ)。弥生のやよいの青色申告 オンラインは、2027年3月15日までの申込みでセルフ・ベーシックが初年度無料です。
確定申告の準備は会計ソフトで早めに
2. 控除の証明書を集める
- 国民年金保険料の控除証明書(例年11月ごろに届く)
- 生命保険・地震保険料の控除証明書
- 小規模企業共済・iDeCoの掛金の証明書
- ふるさと納税の受領証明書
- 医療費の明細(医療費控除を受ける場合)
3. 青色申告65万円控除の条件を確認
65万円控除には、複式簿記の帳簿、貸借対照表・損益計算書の添付、期限内の申告、そしてe-Taxでの申告(または優良な電子帳簿の保存)が必要です。詳しくは「青色申告65万円控除の条件」で解説しています。
インボイス登録している人は消費税の申告も
インボイス発行事業者として登録し課税事業者になった個人は、所得税とは別に消費税の申告が必要です。令和8年分は2割特例が使える最後の年で、令和9年分・10年分は3割特例が使えます(インボイス登録の判断と税額シミュレーション)。
期限に遅れるとどうなる?
- 青色申告特別控除が65万円・55万円から10万円に下がる
- 無申告加算税や延滞税がかかることがある
- 所得の証明(住民税の課税証明など)が遅れ、融資や賃貸の審査に影響することがある
個人事業主がよく使う控除のチェック表
| 控除 | 対象 | 準備するもの |
|---|---|---|
| 青色申告特別控除 | 青色申告の承認を受けた事業所得者 | 複式簿記の帳簿と決算書(65万円はe-Taxなど) |
| 社会保険料控除 | 国民年金・国民健康保険料など | 国民年金の控除証明書、保険料の納付額 |
| 小規模企業共済等掛金控除 | 小規模企業共済・iDeCo | 掛金の払込証明書 |
| 生命保険料・地震保険料控除 | 加入している保険 | 各社の控除証明書 |
| 寄附金控除(ふるさと納税) | ふるさと納税など | 受領証明書(ワンストップ特例を使わない場合) |
| 医療費控除 | 一定額を超える医療費 | 医療費の明細書 |
e-Taxで申告するための準備
- マイナンバーカード(暗証番号を確認)
- マイナンバーカードを読み取れるスマホ(またはICカードリーダー)
- 会計ソフト、または国税庁の確定申告書等作成コーナー
- 還付金の振込先口座
会計ソフトによっては、ソフトから直接e-Taxで送信できます。比較は「個人事業主の会計ソフト比較」をご覧ください。納税資金が足りない場合の資金繰りは「請求書の現金化の手取り計算」も参考になります。
よくある質問
Q. e-Taxはいつから使えますか?
申告期間は2月16日からですが、e-Taxでは例年1月上旬ごろから提出を受け付けています。還付申告であれば1月1日から提出できます。具体的な受付開始日は国税庁の案内で確認してください。
Q. 副業の所得が20万円以下なら申告しなくていい?
給与所得者で副業などの所得が20万円以下の場合、所得税の確定申告が不要になる場合がありますが、住民税の申告は別に必要なことがあります。お住まいの市区町村で確認しましょう。
まとめ
令和8年分の確定申告は2027年2月16日(火)〜3月15日(月)、消費税は3月31日(水)までです。11月のうちに会計ソフトと記帳の準備を始めれば、2月は決算と申告書の作成に集中できます。65万円控除を受けるためにも、e-Taxでの期限内申告を目指しましょう。


