出産レポその③。
まずは出産レポその①、②、前駆陣痛リアルタイム記録をごらんください。
臨月妊婦着換えミッションリターンズ。さすがに最後は手伝ってもらうことに
なんとか検尿をして、お産用パッドをつけ、トイレからでてきたマルキョウ。
そこにはパジャマが置かれておりました。この産院用パジャマ、つるつるした素材のゆったりワンピース。
こちらに着替えてくださいねー
……ってまたこの妊婦用レギンス脱いで着替えるのか!?
さすがにトイレの中ではないし、もう夫と助産師さんしかいなかったので恥じらいもなにもなく着替えは手伝ってもらうことに。
ここまできてやっとベッドに横になれます……
横になる前に!モニタリング用機械をつけました。
ですが、そもそも妊婦って常人のごとくそのままばたーんと横になれません。さらに陣痛5分間隔の波に襲われてる中なので、うめきながらなんとかゆっくりゆっくり横になる。
そこで、まずモニタリング用にお腹に機械をつけます。
つってもそんなごついものではなく、整骨院で高周波治療?とかで肩だの腰だのにパッドみたいなのをジェルで貼り付けたりするのご存知でしょうか。もしくはAEDで胸にあてるパッドみたいな。ああいう薄いのをお腹に数箇所貼り付けます。
ここで助産師さん、お腹を触診しながら胎児の心臓の位置につけてるそうです。
触診っていってもほんとソフトタッチですのでご安心を。
またこのときに仰向けにならなくてはならず(妊婦は仰向けが本当に苦しいのです)、きっついのですが、助産師さんに励まされつつなんとか胎児のモニタリング開始。(心臓の音?とかが機械からこの後常に聞こえ続けます)
看護師さん、いきなり退室。
そこで、
ちょっと数十分、胎児の元気度合いを測りますので~
といって看護師さん、退室。産院の助産師さんは常に張り付いていてくれるわけではなかったです。でも、別室でモニタリング結果は見てくれている?そうなのでいざってときには来てくれます。
そして、去り際に、胎児が元気か確認できるまでは水分や食料とらないでくださいね~との発言。
え……?さっき、ついさっきまでアクエリアス飲んでましたけど私(汗かいて喉からからだったので)。けどそんなこと言う余裕もなく、わかりました、と返事(夫が)
うちは夫の趣味により、ポカリでなくアクエリ派。
実家義実家への連絡よりも、そばにいてほしい!と夫に頼んだ
夫と私、二人きりになる陣痛室。夫は家族関係に連絡をとろうとしだしますが、私が「頼むから、連絡はあとでいいので今一緒にいてくれ」と懇願。よって夫もこの後、ひたすら私の陣痛に付き合ってもらうことになりました。
結果として、この判断は正解だったと思います。
痛みがくるたびに夫の手を握り締めてました。この握り締めが今後どんどん強くなってきます。
突然の嘔吐。看護師さんのやさしさに泣いた
ふと、さきほどのんだアクエリアスがなんだか気持ち悪い感じに口の中に唾液を作り出してきました。
あ、気持ち悪い……と訴えて、体を起こしてげっぷでだそうとしますが、そもそもそんな余裕はない。
どんどん唾液がたまっていって、どうにかしようとしたとたんに、嘔吐。
二回、三回、口に手をやるくらいしかできずに汚れるパジャマ、肌着、ベッド。昼ごはんをすべて吐き戻しました。
即、夫がナースコール。
さきほどの看護師さん、あー気持ち悪かったねーすっきりしたねーといいながら手早く私を椅子に座らせ、シーツ交換。
本当に鮮やかな手並みです。あっという間に汚れ物を袋にまとめ、夫と共に私のパジャマも肌着も脱がせて、暖かいタオルでぬぐってくれました。
すみません……と謝るマルキョウに、大丈夫大丈夫、とやさしい助産師さん。このとき下着まで脱ぐ羽目にならずによかった……汚れてたのは上半身のみでした。
一通りきれいになったところで、助産師さんより、先にいってなくてすみません、今後気持ち悪くなったらこちらに……と、吐き戻しようのお皿(ビニール袋つき)を渡されます。
少しお腹がすっきりしたところで、陣痛は容赦なく襲ってきます。この時点で胎児のモニタリングはまだ続いてました。陣痛の波の合間合間にまだ夫と話す余裕は残ってました。余裕っていっても陣痛は痛いもんは痛いんですけどね!
続きます。