なんとなーく、いま手元で確認してないんですが、
手塚治虫「ブラックジャック」のピノコの卵焼き食べてみたかったなあ……
とふと思ったので書きます。
(夫に言っても「覚えてないし意味わからん……」と言われたのでブログに書きます)
ピノコの卵焼きって?
とあるエピソード冒頭でピノコが卵をかご一杯に買うんですが、つまづいて卵をすべて割ってしまいます。
商店の人は「あーあ全部割れちゃったよ……」
と残念そうに言いますが、なんとピノコ、割れた卵の入ったかごを持ったまま
「おだいどことフヤイパン貸してのね」
「もったいないかやたまごやきしてもってかえゆわのよ」
と、人様の台所を借りて卵焼きを作り、持って帰ってブラックジャック先生の食事にお出しするのですよ!!
当然お皿いっぱいのでっかい座布団みたいな卵焼き。
目にした先生は「ゲー」と素直に言っちゃいますが、そのあとなんともいえない顔をしつつも食べます。
※この食べてる先生の顔がまたいい!!ぜひ本誌で見てほしい!
とりあえず一巻を貼っておく。
※そもそも割ったなら卵の殻どうしたんだろう?という疑問は当然ありますが、そこはあれだよ!漫画だから!!
ピノコの手料理を食べてみたかった
ほかにもブラックジャックのピノコ手料理シーンはいくつかあるんですが、
(まあ初期は黒焦げ料理が多い……)
溶接するときにつけるシールドみたいなん顔につけて揚げ物してるのとかもかわいいけど、
ピノコの卵焼きにはとりわけ、夢がある。
何って「ピノコらしい」んですよね。
非常に前向きで、転んでもただでは起きない。そして、ひたすらに一途(かわいい!!)身体は小さいけど、ただただやられっぱなしではない、強い子。
かっこよいし、めっちゃかわいいんです。
先生のためを思って買った卵が全部だめになってしまった。
普通ならそこで泣くでしょう。あーあ、てがっかりするでしょう。
まあ、全部この場で焼いて持って帰ればいいか!もったいないし!
お台所なら借りればいいし!
ていう発想の転換(ていうか落ち込む過程なしにすぐこの思考に至れるのがすごい)
強いよなあ……
ピノコの手料理を食べてみたかった理由はもう一つあって。
(先生の立場で)ピノコの手料理を食べてみたい人生だった
いやブラックジャック先生のような人生を生きたいわけではないのですが、
ブラックジャック先生の立場で考えますよ。
身内でなく、保護者でもなく、恋人でもなく、ただ自分のことをとても大切に思ってくれているかわいらしい子が
かなり独創的に自由に、自分のためだけに作ったごはん
食べたくないですか?
私は食べたいです!!
母親目線だと、子供相手で見守りの必要も、手助けの必要もなく、きちんと料理してくれるなんて
「え……何それかわいすぎない!?うれしすぎない!?」
てなる。
※まあピノコは厳密には子供ではないんですが……
単純に卵一パック使った卵焼きってロマンありますよね?
やってみたいけどまだやってない料理ロマン。
そもそも味付けとかどうなんだあれ。
おさとう入ってるのかな塩コショウなのかな。
卵一パックって結構な贅沢ですよ!!それを卵焼きだけに使っちゃうってロマンある!!
という意味でも「ピノコの卵焼き」食べてみたいなあ……
と思う夜なのでした。
※まあきちんと卵の殻は取り除いておきたいところですね……
卵焼き近々作ろう。あっちょんぶりけ!