設立したばかりの会社や個人事業主は、クレジット会社の法人カードの審査に通りにくく、ガソリン代やETC料金を立て替えて経費精算する手間が残りがちです。この記事では、クレジット審査なしで作れる「協同組合の法人ガソリンカード・ETCカード」2つを、出資金・手数料・使えるスタンド・支払いサイクルで比べ、どちらを選ぶべきかを整理します。数字は各組合の公式サイトで確認しています。
クレジット審査なしで作れる法人ガソリンカード・ETCカード 2組合 早見表
| 組合 | 出資金 | 年会費・発行手数料 | 給油できるSS | 支払い | 公式 |
|---|---|---|---|---|---|
| 高速情報協同組合 解説記事 | 1社1万円(脱退時返金) | 年会費・カード手数料とも無料 | アポロステーション・出光/ENEOS | ガソリン:月末締め翌月末振替 | 公式サイト |
| ETC協同組合 解説記事 | 1社1万円 | 公式サイトに記載なし(申込時に確認) | 出光/ENEOS | ガソリン:月末締め翌月末振替/ETC:翌々月5・6日 | 公式サイト |
各組合公式サイトの記載(2026年11月確認)。どちらもクレジット審査がなく、新設法人・個人事業主は履歴事項全部証明書または確定申告書(未申告なら開業届)と運転免許証で申し込めます。給油価格は店頭価格ではなく組合価格(全国平均から算出)です。
協同組合のカードがクレジット審査なしで作れる理由
高速情報協同組合もETC協同組合も、事業協同組合が組合員のために給油とETCの料金を取りまとめて精算する仕組みです。カード自体にクレジット機能がなく、組合が立て替えて月末締めで口座振替するため、信販会社の与信審査がありません。代わりに出資金1万円(1社につき1回)を預け、事業の実在を書類で確認します。
- 法人:履歴事項全部証明書+代表者の運転免許証
- 個人事業主:確定申告書の控え+運転免許証(開業直後で未申告なら開業届や契約書類)
- ETCカードも作る場合:車検証とETCセットアップ証明書
2つの組合の違い
給油できるスタンド
高速情報協同組合は「アポロステーション・出光/昭和シェル」と「ENEOS」の2系統からカードを選べます。ETC協同組合は出光とENEOSの明細・請求に対応しています。普段使うスタンドの系列で選ぶのが基本です。
価格は「店頭価格」ではなく「組合価格」
協同組合のガソリンカードは、全国平均価格から算出した組合価格(毎月末に算出)で、全国どこで入れても同じ単価です。店頭の値引きが大きい地域では店頭価格より高くなることもある一方、出張先や高速道路上のスタンドでは割安になることがあります。組合価格と店頭価格の比べ方で詳しく説明しています。
支払いのタイミング
ガソリン代はどちらも月末締めの翌月末に口座振替です。ETC料金はETC協同組合の場合、月末締めの翌々月5日または6日の引き落としで、収納代行会社によって日付が変わります。
費用
高速情報協同組合は年会費・カード手数料が無料と明記されています。ETC協同組合は公式サイトに年会費の記載がないため、申込時に確認してください。出資金1万円は高速情報協同組合では脱退時に返金されると明記されています。
どちらを選ぶか
- アポロステーション・出光をよく使う → 高速情報協同組合
- ENEOSが多い → どちらでも可。年会費が明記されている高速情報協同組合が比べやすい
- ETCカードだけ先に作りたい → どちらも対応。発行枚数と車両の台数で相談
- 経費処理をラクにしたい → 月1回の明細で車両別に集計できる。仕訳の方法
申し込みから利用までの流れ
- 公式サイトから資料請求・申込書を取り寄せる
- 必要書類のコピーを添えて返送
- 組合から連絡があり、出資金1万円を振込
- カードが届いたら利用開始。月末締めで翌月末に口座振替
解約・返金・カードの追加発行は高速情報協同組合の解約と返金手順、ETC協同組合の解約と返金手順を参照してください。
よくある質問
個人事業主でも作れますか?
作れます。確定申告書の控えで事業を確認します。開業直後で未申告の場合は開業届や取引の契約書類で申し込めます。
クレジットカードの法人カードとどちらが得ですか?
ポイント還元を重視するならクレジットカードの法人カードが有利です。審査に通らない、または社員にクレジット機能のないカードを持たせたい場合は協同組合のカードが向きます。両方を持ち、用途で使い分ける会社も多いです。
出資金は戻ってきますか?
高速情報協同組合は脱退時に返金と明記しています。ETC協同組合は公式サイトに記載がないため、申込時に確認してください。


