久々にいくえみ綾漫画を読み返して泣いてました。
めっちゃいいので読んで心に刺さろうぜというだけの話です。はい。
「いくえみ男子」もいいけど、「いくえみ女子」も良い!!
いくえみ綾漫画の魅力といえばよく挙げられるのが
「いくえみ男子」ですね!
そんなん聞いたことない?いえいえ、書籍になってるくらいですよ!!
いわゆるエリートでもなく、超絶イケメンとかでもなく、
ちょっともさい、ともすれば無愛想?陰が多かったり、普通に冷たかったり、でも攻めるときはぐっと心わしづかみにしてくる(さりげなく)!
という、
魅力的な男性キャラが多いんですよねーいくえみ綾漫画は(もちろん全員がそうでなく、めっちゃ明るい弟系キャラとかあほキャラとか、こずるい悪い奴とか、いろいろバリエあるのが魅力!!)
だが、あえて言いたい!
「いくえみ女子」も良いぞ!!
いくえみ女子のいいところ①自分の容姿評価が適切
代表格がこの「潔く柔く」のカンナちゃん。
美少女に生まれ、そこそこの美女に育ちますが、自分がそこその容姿に恵まれていることを思春期にきちんと気づきます。作中でもめっぽうの美人として扱われてます。
でも、思春期のカンナの感想は
「男って虫みたい」
あー言い寄られる側だとそう感じるかもねー!!
ていうリアルさ。別に不特定多数にモテたいわけでもないし、芸能人になる気でもない美人が普通に生きていくのって難しいよね……と感じます。
この「カズン」のつぼみちゃんは子供の頃からポチャ系もっさり女子。
そこをきちんとわかったうえで、ダイエットに挑んだり、リバウンドしたり、メイク失敗したり、恋愛慣れしてない様子がいじらしいです。
ダイエット頑張って痩せたころ、モデルやってるいとこのノ二ちゃんに「わー変わってないね!」と言われて
がっつり落ち込むつぼみと、「久しぶりに会えてうれしくて出た言葉だけど、相手を傷つけちゃったかも……」と悩むノニちゃん。
いくえみ女子は、見た目評価を結構自分でわかってます。
そこがいい。
いくえみ女子のいいところ②現実への揺らぎがリアル
もー「わたしがいてもいなくても」の昌子ちゃんよ!!
家族のことだったり、お金のことだったり、職業のことだったり……
よくもわるくも「自分ってこれくらいのもの」っていう評価がはっきりしてるんですよね。
学生時代くらいに
「まあ、このままゆるーく生きていければそれでいいなあ」
と思っていたのに、社会にでたら現実そうもいかなくって、でも頑張って生活しないとやっていけないし……
夢も目標もない、職も安定しない、成功している友人がうらやましくてしょうがない。
けど、自分の問題は自分で向き合わないと、って生きている姿がとても良い。
いいんですよ……
いくえみ女子のいいところ③めげないで、小さくとも行動に移すところ
「かの人や月」は家族もの(3世代同居の孫世代、若者たちの話)なんですが、
ちょっとした行動で頑張ろうとしたらむっちゃからまわったり、
かと思ったら何気ない一言で相手のハートわしづかみなことしちゃったり、
「いくえみ男子」同様、攻めるときは攻めるのがいくえみ女子のいいところ。
ひたすら陰に落ちていくだけでなく、最後は少しでもポジティブになれる漫画だらけなので、いくえみ綾漫画には元気をもらえます。
さりげない日常に挟まれる恋愛要素がいいんですよね!!
また話が戻りますが、
「わたしがいてもいなくても」でも、友人相手にいやなところむき出しにして相手にしっかり向き合う昌子ちゃんがめっちゃかっこいいんですよねー
いくえみ女子のいいところ④恋愛第一でなく、意外と冷静(ちょっと冷たい)
「ズバズバと本音を言ってくれる女友達に恵まれている」のもいくえみ女子の特徴の一個と言ってもよし。
「あなたのことはそれほど」のみっちゃんは、超恋愛脳キャラ(人妻でダブル不倫)といってもいいですが、自分は不倫の泥沼におぼれてる割に意外とどっかあっさりしてるんですよね。
恋愛というか、自分の人生そのものに。
ある意味、ちょっと冷たい人。このマンガの登場人物わりとみんなそうですけど。
俺たち、仲間だろ!!助け合うぜ!!どこまでも一緒だぜ!!
みたいな熱い少年漫画を読んだ後にはいくえみ綾漫画でクールダウンすると、
現実生活生きていくうえでの活力がまた違うところから沸いてきます。
まとめ:とにかくいくえみ綾漫画が好き!!
いくえみ男子ばかり注目されがちなので、いや、いくえみ女子もいいんですよこれが!!
ということを言いたくて書きました。
まあ、男子も女子もおっさんもおばさんもおじーちゃんもおばーちゃんも、動物キャラも、
みーんな魅力的。
ほんわか、元気をもらえるし、ちょっぴり心に刺もささるし、でも前向きなラストなので大好き。