とにかく最近読んだこの本が面白かったので言わせてほしい。
遠藤周作のkindle本が面白かった(タイトルは長いけど)
何の本かっていうと、手紙の書き方本です。
10ページ読んで飽きることはまずない。読みやすい良書。
手紙って……メールじゃないのかよ!書かないよ!
て思ってても、まず面白いから読んでみなさいな。そして勢いのまま84円切手とレターセットを買ってくるがよろしい。
(私は見事に買い忘れてて書いた手紙まだ出せてないです。うちの切手は72円だった)
※いま普通切手は84円(~25gまで)らしいので家に昔の切手があっても、微妙に足りないから買ったほうがいいと思うよ!!
……ていうのはさておき。
これは、コミュニケーション方法の良書である。
恋文の書きかた、お悔やみ状の書きかた、恋文の断り方……
「使わねー!!」
て声が出るかもしれませんが、この本の主旨はこうです。
「相手の身になって考えること」
「自分がこういって、相手がどう思うか、具体的に想像して、自分の言葉で語ること」
「どこかから借りてきた言葉だけでは、相手にはそれほど届かないこと」
という大事なことを教えてくれます。
自分が伝えたいこと、だけでなく、それを相手がどう受け取るか、まで考えさせられる良書
近年、
「やりたいことを大事に!」
「本音でぶつかってみよう!」
「個性を大事に!」
などという「パワー派」が強い印象を受けることが多いのですが、
※これ自体はいい本だよ!挫折したけど……
「やりがい」「生きる意味」「好きなこと」だけでぶつかっていくには厳しい現状もまたあるわけで。
とはいえ、これらは、最初の一歩を踏み出す勇気をもらうには、うってつけのワードだと感じるのでバンバン使ってほしい。
まあ、ぶっちゃけ、勇気出して「言った」「行動した」「やった」あとのほうが難しいと思うのです。
「感謝の言葉を口にしたからありがとうをいってもらえて当たり前」
「励みの言葉をかけたから相手も元気になって当たり前」
とか、どっかで思ってませんか?
相手はどう受け取っているかまではわからないですよ?
kindle本だから捨てることはまずないけど、10ページ読んでみて。
ここまで読んでくれた人は、多少興味持ってくれてると思うので、読んでみてほしい。
ちょっと時代がずれるせいで感覚合わないとこもあるかもしれないが(特に男女格差的な表現には、気になる人はやめたがいい)、10ページ読んだら捨てていいって作者が言ってるんだし!!
ちなみに遠藤周作といえば、
やっぱりこれが有名どころですね。
この「10頁だけ~」は没後かなりたってから発見された文書らしいです。最近また長崎で遺稿が掘り起こされたらしいけど、こういうのって作者本人的にはどうなんだろうか。気になる。
わざと隠してて「やっと見つけてくれたか!」とかなら面白いなあ。
まあ、値段的にはスタバのマキアート一杯分くらいなので、外れだわーってなら、頼んだマキアートが薄すぎてがっかりくらいの気分で買ってみてください。
kindleアプリ自体は無料です。
スマホのデータ残量に気を付けてお使いください。
以下だらだらと少女漫画を例にあげて「勇気を出して一歩踏み出した、所謂『ハッピーエンド』のその先について」書きたかったけど……むっちゃ長くなりそうだし、真面目にこの本について興味ある人がごっそり離れそうなんでやめとく。
皆様、よい電子書籍&手紙ライフを。
あとリアル知人の皆様は私に住所教えてー
さらに、詳しい人は、おススメ便せんを教えてマジで。
封筒はいいのあるけど便せんが好みのがないの。作ろうかな……
そして、私は84円切手を買ってきます。